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修羅・絵描き道

 本当に今更なんですが絵を描ける人はすごいなと尊敬しつつこれは才能だけではなくひたすら数をこなして初めて土俵に立てるというかやっぱ描いた数だけ巧くなるのかなと思う次第です。
 ようやく模写のクオリティが自分の目から見てもようやく合格ラインに達することができたのですが反面、自分で考えて描くとか思い出しながら描こうとなるとぜんぜん描けないどころか一年なにやってたのおまえ?と言われても仕方ないようなとんでもない作品を仕上げてくるという体たらくです。

 ここはもう「俺はそもそも描いた枚数が人と違うから仕方ない」と割り切り、開き直るのではなくて下手なのを受け入れつつではなにをしなきゃいけないのか、ここはもう少しこうした方がいいな、もうこの練習は充分したから次はこの練習をしなきゃな、しっかり休憩を取りながらクオリティ高い作品を仕上げなきゃな、知識をつけなきゃいけないなと場面場面、自分の実力をしっかり評価したうえで適切な練習をしていかなきゃいけないなと。効率よりもまずは自分に取って何が壁なのかをしっかり分析しつつ一歩一歩成果をあげていこうという気持ちになりつつあります。

 とは言っても絵だけでなく新都社にあげている旅行レポを仕上げたり風俗レポにケリをつけたりはたまたこのブログの更新が途絶えないように文のほうでも頑張っていければなと思います。マルチタスクは苦手ですがしっかりやっていきたいと思います。

ウォーミングアップ

 3ヶ月ぶりくらいの更新です。というかここ最近はずっとリソースを絵の方に向けていたので仕方ないかなと。個人の能力として絵も描いて文章を書いてさらに仕事を両立してというのは厳しいと言うこともありました。今はやっと壁を乗り越えて絵の熱も8月初旬~夏休み終了までの間の「描かなきゃ死ぬ」というとんでもない熱量から「限られた時間で○○を練習して休みの日にのびのび描いていこうね」という程よい熱量になりました。
  絵に対して前のめりになって周りが見えなくなっていたので一度きちんと歩みを止めて自分の周りを見渡すと、生活の変化で失ってしまったものとか逆に成長、発展の可能性があるものを棚卸しして「では残りの四ヶ月はどれにどのくらいのリソースを置くか、来年度に向けてなにをしていけばいいのか」とか周りの理解を得たり自分から行動して掴んでいかなくてはならないのかなと思います。

 まだまだ本調子ではないのといきなりがっつり行くと次でイヤになる傾向があるのでこの辺にしておきます。

絵はすぐに上手くならない 読感

 絵を描き初めて一年が経ちますが、恥ずかしながら僕は今まで絵に関する技術書や指南書を買ったことがありません。というのも普段は好きな作品の好きなキャラクターを模写するのがメインなのと土日に図書館に行けば絵に関する資料はすぐに手に入るからわざわざ買う必要はないかなと、その金で好きな作品のイラスト集を買って模写する方が絵の上達には断然効率がいいと考えていたためです。
 では、なぜ今回この本を手に取ったかと言うと「絵がうまくなる上でこの本が目標に到達するための地図になり得るかもしれない」と本書の前書きを読んで思ったからです。趣味で絵を描きたいと願う社会人にとって時間が少ないというのはかなりネックです。しかし絵の上達への近道は「ひたすら書く」という非常に曖昧で気の遠くなるような文言で片付けられています。
 いや、そうじゃないんだよ。○○ができるようになりたいんだったらこういう練習をするといいよ。××という練習法はこういうことをやるんだよ。と教えてくれるのがまさにこの本の存在理由であり一通り読み終わったあと「やることいっぱいだな……」と悲観もしましたが今まで手探りでやってきたぶんある程度の道筋が見えてきたのかなと、次にやらなきゃいけないのはこれかなと、はっきりしてきたのはよかったと心から思っています。

 ただ、注意したいのがあくまでこの本は絵というジャンルに関する地図であり、技術に関することはほとんど乗っていません。技術を学びたい!○○ができるようになりたい!と思って買うと期待はずれに終わります。でしたら他の参考書を買うなりあなたの本棚に眠っている参考書をとりだせば充分だと思います。

 絵を描いてみたいと思う人や僕のようにこれからどうすればいいのかわからないといった迷い人に本当におすすめの本です。気になった方は書店で前書きだけでも読んでみると良いかもしれません。

http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B5%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%AB%E4%B8%8A%E6%89%8B%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%88%90%E5%86%A8-%E3%83%9F%E3%83%B2%E3%83%AA/dp/4779121183

イカ娘ありがとう!

 最終巻のネタバレ、イカ娘かわいい。コミックス最終巻でもゆっくりゆっくりとイカ娘たちの、終わらないと思っていた日常がついに節目を迎えました。思えばイカ娘と出会ったのは2013年の冬頃。性欲に飢えていたなかVIP板に建っていた「侵略イカ娘スレ」を発見しこれはエロ漫画だ。エロ漫画に違いない。という思いでスレッドを開いたのがきっかけでした。出迎えてくれたのはアスキーアートで表現された可愛らしい少女。感情豊かに、今にも動き出しそうなイカ娘を見て思わず性欲はぶっ飛び一目惚れしてしまいました。ちょうどその頃コミックスの八巻発売が発表されたのですがその時の表紙が少年漫画タッチに描かれていて思わずぼくの少年心をくすぐり約四年振りに単行本を買うきっかけにもなりました。後で知るのですが、この八巻の表紙はあまり評判が良くなかったそうですが全22巻中の表紙の中で一番元気がよくて躍動してる素晴らしい1枚絵だとはっきりと言えます。
 当時小さかった妹にもイカ娘を見せたところ意外にも受け入れてくれて今でも新刊発売の度に目を輝かせ、今回(22巻)で最終巻であると知るとちょっと信じられないような、でもなんだかまだ続きを期待しているような複雑な感じでした。これは兄である自分も同じで作者あとがきの「オールシーズンのイカ娘達の日常を描いていきたい」という言葉を信じていずれまたイカ娘達の日常が動き出してくれればいいなと切に思います。

 侵略者とは思えないほど心が優しく、子供たちに好かれすぐにお姉さん振るかと思えば大人たちからは子供に見られる。何にでも興味を持ち行動する。小さな生き物や機械にも感情移入して時には涙を流す。これまで魅力的なキャラクターは類を見ません。もしアニメが夕方帯、もしくは朝方に夏休み限定でやっていればもっと多くのファンがついたのかなとかなり贔屓目に見ていますがそう思ってしまいます。……そういえば一期も二期も冬にやりましたね。

 作者の安部真弘さんのTwitterを拝見したところ次回作の話はすでにでているということなのでまずは八年間連載お疲れさまでしたということと次回作に家族共々わくわくどきどきで待っていますのでどうか無理のないように、しっかりと体を休めてまた頑張っていただきたいと思います。本当にありがとございました。

パチンコとソシャゲと射幸性の話

 最近パチスロをたしなみ初めついにはスロットにまで手を出してしまいました。戦国乙女2楽しいです。ソウリンちゃんかあいぃよぉ……

 さて、こんな時期になんでソシャゲの話?パチンコ関係あるの?というわけなんですが

業界団体に規制官庁の課長補佐以上が来て喋るということ
http://lineblog.me/yamamotoichiro/archives/5477894.html
 ここで言及されたモンスト開発Pの発言がちょっとやばいのではないかというのがこれです。
 
金なし、開発たった7人…期待ゼロだった「モンスト」、なぜ驚異的ヒット?
http://biz-journal.jp/i/2016/04/post_14528.html
[引用] 岡本 僕が「食ってるな」と思うのは、パチンコ市場です。一回に何万円もお金を出すユーザーを抱えているのは、パチンコだけですよ。
 ソーシャルゲームのユーザーは、もと
もとパチンコのお客さんだったと思います。だから、僕らも、そこを意識して食いにいっています。グイグイ食い込んでいるので。パチンコ業界は相当苦しいと思いますよ。 

 さて、今回比較されたパチンコ業界って今どんな感じなの?というのを教えてくれるのがこれです。(ここまでほとんどやまもといちろうblogの引用ですね)
 
パチンコが本当になくなる日 (扶桑社新書) http://www.amazon.co.jp/dp/4594074405/ref=cm_sw_r_tw_awdl_RBanxb0BH6MXM


 パチンコ・パチスロに詳しくないのと専門用語の連発でなかなかページが進められずこんな時期に記事を書くわけです。今回はこの本をベースに「現在我々はパチンコの客をターゲットにしている」発言の迂闊さを書いていきたいと思います。

 そもそも「あれ?パチンコとソシャゲって似たようなものじゃね?」という話題は2014年から出ているみたいです(僕調べ)
行動経済学からみる投資とソシャゲとスロパチの共通点【投資】【パチ】【スロ】
http://zero2014.blog.fc2.com/blog-entry-214.html

 Googleで「ソシャゲ パチンコ」と検索するだけで色々な記事がでてくるのでそれぞれお楽しみください。載せてたらきりがないので……

 ソシャゲとパチンコ、いまいちピンと来ないと思うので共通項をあげると「射幸性のあるコンテンツ」であること。そしてそれが問題になっています。一番記憶に新しいのがグランブルーファンタジーの「ニコ生 アンチラ爆死放送」です。
・一年間限定排出(一ヵ月の内数日のみ)
・引き当てる確率アップの時期は年初めだけ
・あるキャラを持っていると限定エピソードが解放される
 などとユーザーに「このカードがほしい!」と思わせ「こいつを引くなら今の時期にガチャを回すしかない!」と金を落とすように宣伝をしています。
 乱暴な言い方をすれば銀玉を放ってルーレットを回しつつ得られるものが金かガチャガチャ回して得られるものがデータかの違いです。
 パチンコとソシャゲ、なにが問題になっていてどう改善していかないと駄目だよねという話はそれぞれ違いますが大元は「過度に射幸心を煽るようなことはしないでね」というお役人のお達しを業界でどのようにどこまで尊守できている かに尽きます。パチンコ業界を見ていきますと「10万負けは当たり前、10万勝ちは当たり前」というとんでもないカオスな世界だったのを「これはけしからん」と判断したお役人の指導のもと「射幸性」「のめり込み(依存症)」といった社会問題に発展しかねない演出・設定の機体作り、公正公平、違法改造され機体や社会的によろしくない機体を置かない遊技場作りを店舗、機体を作るメーカー、関係する官公庁や団体が協力しあってなんとかなっている業界です。ただ、規制に次ぐ規制で「今のパチンコはおもしろくない」と ユーザーが離れる一方イメージの悪さやギャンブル性といった理由で若いユーザーが入らないという苦境に立たされています。
 一方ソシャゲ業界のほうでも消費者庁を中心にガイドラインを取り決め業界内で尊守していこうという雰囲気になりつつありますが先程のモンストPの軽率な発言や「有料ガチャはいわゆる時短」とかいう謎発言が物議を醸し「大丈夫かなぁ」と。ガチャに天井を設けるも裏目にでて自分の首を絞めることになるなどまだまだ未成熟というか、いつ法律ヤクザにコテンパンにされてもおかしくないよねというところまで来ておりはたまたブラックゾーンギリギリのイベントやシステムそもそも当たるわけのない天文学的排出率のデータ、メーカーからライターへの「ユーザーの射幸心を煽るような説明文」を指示したとみられる文章データの流出が見受けられます。
 ここまで来てわかるのがパチンコでは「儲けたい」「勝ちたい」ソーシャルゲームは「強くなりたい」「かわいいキャラを手に入れたい」というユーザーのスケベ心を煽ることで儲けていたわけで、回しているのが銀玉かルーレットか、はたまたガチャガチャかという違いだけです。

 ここまで書いて言い訳がましいですが別に僕はソーシャルゲームのことは嫌いではないです。まぁ合わないのですぐ飽きてやらないわけですが。ただ、規制でソーシャルゲームの魅力が落ちて凋落していくのを見守るだけというのは悲しい一方業界側の発言や対応策はもう少しなんとかならないのかなと思います。最後にぶっこみというか、風俗営業見直しの中パチンコ・パチスロだけでなくソシャゲも風営法を適用しようかみたいな話も上がっているみたいです。これでどうなるのかいまいちわからないのですがソシャゲの分類は「無店舗型のゲームセンター」という扱いになり年齢によってサーバーへの接続を切るとかなんとか。



 今は下火になっていますがソシャゲ問題はかなり根深い問題となっています。場合によってはパチンコ同様クソゲー待ったなしのとんでもシステムとびっくり規制が襲いかかる未来がくるのかなと考えるとソーシャルゲーム大手のガンホー、新年早々やらかしたサイゲームス共々業界健全化を頑張ってもらいたいなと思います。
 では、明日も僕はソウリンちゃんの笑顔に癒されに行くためスロット戦国乙女2を打ちに行ってきます


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維嶋津 Lovely fairy with me

 思いっきりネタバレしていくのでまだ読んでない人は帰ってくれ!
 今回レビューする維嶋津氏の作品は雑な説明をすると““謎の死を遂げた親友が直前までやっていたゲームを主人公自身もプレイし親友の死に迫っていく””という内容。ただ、冒頭ですでに主人公はゲームの魔力に取り憑かれたのか外界との交信を断ち後に語られる友人と同じ末路……つまりミイラ取りがミイラになるわけだ。
 物語は主人公の哀れな末路に向かって進んでいく。突然の友人の死からはじまり次の展開への合間に主人公と友人の過去の思い出が入る。友人を殺したゲームに嫌悪しつつも魅力に染まっていく主人公。友人の死の真相に近づくにつれて主人公も自分の死へと近づいていく。
 冒頭でこんなに不安にさせるんだ面白いに決まっている。だからぼくはぶちギレている。おまえなにやってるの?

 今回評価するとしたらこの作品は““読者を引き込むのに十分な設定、構成力がある。物語が近年のトレンドであるソーシャルゲームを中心に進んでいくので読者も感情移入しやすい。しかしながら脚本能力は不足している。ここを直さなければファンの定着は難しいだろう””と作者に送りつけるだろう。
 作品を尻すぼみにした原因を列挙するとこれらがあげられる。

・結末とそれにつながる流れがお粗末過ぎて説得力がない。特に友人の死に疑問が残る
・読者(僕)が予想していた結末とあまりにも駆け離れすぎていた
・伏線が生かしきれておらず最後に種明かしをされたものの腑に落ちない。またその伏線が突飛すぎて現実味がない


 少なくとも僕は冒頭の雰囲気でSF(サイエンスフィクション)+社会派小説としてこの本を読んでいた。後半までは本当にそうだと思っていた。しかし最後の最後にこれはフィクションではなくファンタジーであったと感じた。高級フレンチを食ってて最後のデザートにコッテコテのトンコツラーメンを出されたと言えばわかってくれるだろう。最後の最後で雰囲気をぶち壊しに来たのだ。そういう作品だ。なにをやっているんだ君は。


 ここから列挙していった問題点を解説していく。

・結末とそれにつながる流れがお粗末過ぎて説得力がない。特に友人の死に疑問が残る
 結末は主人公の死である。それに向かって物語は進んでいく。ゴールデンウィークの帰省中に友人の死を知らされた主人公。友人の実家に挨拶に行くと「息子はソーシャルゲームが原因で死んだのかもしれない」と遺族に聞かされる。友人の死の真相を知るために同じソーシャルゲームを始めその魅力にはまっていく主人公。ソーシャルゲームがきっかけで出会った八千留という男から生前友人は「ベル」というキャラクターに入れ込みベルのために仕事をやめてそして最後には死を選ぶ。友人はなぜベルというキャラクターに入れ込んだのか?それは友人の過去とキャラクターの設定が類似しており友人はベルに親近感を覚えたからだろうと推測する。 しかし友人はいわゆる一般的なアニメオタクのイメージとはかけ離れており不良上がりであるが家族に迷惑をかけないようにと高校卒業と同時に働くしっかりものだ。そんなやつがいくらソーシャルゲームに、そのキャラクターに入れ込んでいるからって会社をやめてまで、死ぬ直前までソーシャルゲームをやっていたなどいまだに信じられない。東京に戻るときにソーシャルゲームのキャラクターに呟いた「友達が死んだら、お前はどうする?」という問いに対してテンプレ台詞の後に放った「もしかすると、ベルなら何か知ってるかも」という2度と再現されなかった返事。動き出す物語。
 ここまで読んで僕自身物凄くわくわくしていた。結末は知っている。だが、この乗り物どのような道順を辿って死という駅に着くのか。まさかここから““主人公がただの痛いメンヘラストーカーに成り果てそれが原因で住所が特定された挙げ句仕事もやめさせられそうになる。非通知でかかってきた電話から××に来いという命令をされてノコノコいったらボッコボコにされたけど謎の現象が起きて暴力ストップそのあと救出されたあともうどうでも良くなってソシャゲのキャラと心中する””とかいう謎結末になるのか?責任者出てこい。

・読者(僕)が予想していた結末とあまりにも駆け離れすぎていた
「衝撃のラスト」「予測不可能な展開」を宣伝文句にしている作品は多数ある。もちろん先が読める話はつまらないだろう。ただ、この作品の肝は主人公の死に繋がっていく途中の話を読者に読ませることにあったのではないか?
 読者に見えている確実、回避不可能な主人公の死。なぜミイラ取りがミイラになってしまったのか。主人公の過去の回想はソシャゲに嵌まってしまう原因、因子をぽつりぽつりと小出しにしていきそれが死へと繋げるための伏線だと思っていた。関係なかった!
 ソシャゲ狂いになって廃課金者ルートかと思ったら人生クソゲーおれやめピ!wwwwwってそりゃないでしょ……

・伏線が生かしきれておらず最後に種明かしをされたものの腑に落ちない。またその伏線が突飛すぎて現実味がない

 最後の最後にAIについて触れられている。今回の事件はAIも一枚噛んでるよ!ということなのだろうか。よくそんなこと言えたな。雑すぎる。あそこまで丁寧に書いておきながらなぜ最後の最後にとんでもない方向からとんでもない爆弾が飛んでくるのか。どうすればいいのかわからなすぎる。
 本当になぜこうなったのか。別の人間が書いたのではないかと思わせるくらい雑である。あえて伏線と書いたが伏線にもなっていない。


 他にも突っ込みたい箇所はいっぱいある。それは各人に突っ込ませてあげたい。あえてぼくが言わなくても絶対に疑問に残る致命的で決定的に作品の印象を変えてしまった部分だ。ぼくはそれを皮肉と怒りと中傷を込めて““山田悠介的だ””と表現しよう。山田悠介的な展開がダメという意味ではない。ぼくが言いたいのはなぜここまで丁寧に積み上げて来た作品の雰囲気を一番持っていっちゃいけない空気に変えたのかということだ。
 山田悠介の作品を読んだことのある人ならわかるはずだ。非現実的な雰囲気の世界であるということを。そしてこの作品に持ってきちゃいけない空気ということを。


 今回の件は本当に残念だ。ただ、本当はこれは長編であり修正と添削の結果この文量に抑えたという話を聞いている。もしかしたら本当はまったく別の展開だったのかもしれない。そう信じたい。

 

ヨミ専目線からみたカクヨム雑感

 新しい小説投稿サイト「カクヨム」がオープンしたようです。
https://kakuyomu.jp

 株式会社KADOKAWA提供らしく、一部作品では二次創作も認めているとかなんとか。なんでそんなところにたどり着いたかというと単純に「新都者というサイトで活動してる作家が向こうでも活動しているから見に来た」というだけです。はい。


 そのカクヨムですが書き手側に関しては相当注目されていたらしく、一定期間内に投稿された作品のなかで選考を行ってうまくいけばプロデビュー!?と言うこともあって物凄い勢いで作品が投稿されていくわけですが読み手のほうは不足しておりあまり手応えを感じていないようです。いちヨミ専としましてもドン引きするほど作品が多すぎる上にサイト内の検索エンジンの仕様の糞さも相まって「何に手をつければいいのかワカラナイ」状態。作者名も検索できない(これ地味に不満なんですが……)っていうのはあんまりだと。

 気になる作品群ですがこちらも魑魅魍魎の地獄絵図という表現が適当といえるでしょう。異世界ファンタジーから本格SF、経済分野をテーマにした小説角川内部暴露作品等々、無駄にジャンルが広く本当にここで公開しても需要があるのか?と心配になる作品が点在しており「○○賞最終選考」というきらびやかな称号と読者を引き込む圧倒的な文章力をもってしてもユーザーのミスマッチという致命的なミスを犯し““そびえ立つクソ""と化しているのは、僕からしたら涙しか出てこない惨状。ためしに「最終選考」というワードで打ってみても化の作品が検索結果に引っ掛からないのに怒りを感じざるを得ない状況になっています。マジデモッタイナイ。


 立ち上げ当初ということもありユーザーの層がわからないのは辛いものがありますが徐々に必要とされない作品が淘汰されていきどういうユーザーが残りどういう作品が受けるのかがはっきりしてくると思います。企業公式提供サイトが劣化小説家になろうという雰囲気にならないように草葉の陰からこっそり応援しようかなと思います。なろうで駄目でカクヨムでも駄目だった人は新都者で小説投稿なんてのも一興ではないかと思います(ステマ)